ECサイトのソーシャルログイン導入|カゴ落ちと再訪率への効果
ECサイトでソーシャルログインが効くのは、購入直前の会員登録で離脱する層を拾えるからです。ただし入れるだけでは不十分で、登録を求めるタイミングの設計が要ります。本記事ではEC特有の論点と、選ぶべきサービスの組み合わせを解説します。
ECで効くのは「購入直前の離脱」に対して

ECサイトの離脱には複数の場所がありますが、ソーシャルログインが直接効くのは購入直前の会員登録です。
商品を選び、カートに入れ、購入しようとした段階で「会員登録が必要です」と表示される。ここまで来た人が、入力の手間で離れます。 買う意思がある状態での離脱なので、損失としては最も重いものです。
ソーシャルログインを置けば、この工程がボタン1回になります。当社の顧客では登録率が30%向上した例があります(自社顧客実績)。
EC特有の3つの論点
1. 会員登録を求めるタイミング
ソーシャルログインを入れても、求めるタイミングが悪ければ離脱は減りません。
- 商品閲覧の前に求める……最も離脱する。何が買えるかも分からない段階で登録は求められない
- カート投入時……まだ早い。比較検討中の可能性がある
- 購入手続きの開始時……ここが妥当。買う意思が固まっている
ソーシャルログインは工程を軽くする手段であって、不要な工程を正当化するものではありません。
2. ゲスト購入との併用
「会員登録せずに購入できる」導線を残すかは、判断が分かれます。
残す | 残さない | |
|---|---|---|
初回の購入率 | 高い | 下がる |
再訪時の購入 | また入力が必要 | ログインだけで済む |
顧客データ | 蓄積されない | 蓄積される |
ソーシャルログインを入れるとこの対立が緩みます。 登録の負担がボタン1回まで下がるため、ゲスト購入を残さなくても初回の購入率が落ちにくくなります。
3. 配送先などの情報は別途必要
ソーシャルログインで取得できるのは氏名やメールアドレスまでで、住所や電話番号は取得できません。 ECでは必ず別途入力してもらう必要があります。
ここでフォームアシスト(取得済みの情報を自動入力する機能)が効きます。入力欄は残っても、埋まっている項目が多いほど負担は下がります。当社の顧客ではフォーム離脱率が40%改善した例があります(自社顧客実績)。
ECで選ぶサービス
サービス | ECでの位置づけ |
|---|---|
LINE | 主軸。購入後の配送通知や再訪促進を、友だち追加と組み合わせて設計できる |
Yahoo! JAPAN | ショッピング利用者と層が重なる。年齢層が高めの商材と相性が良い |
PCからの購入が多い場合に有効 | |
Apple | アプリを提供しているなら。メールアドレスが隠される点に注意 |
LINEとYahoo!の2つから始めるのが、ECでは現実的です。
LINEの友だち追加が効く理由
ECでは購入後の接点が売上に直結します。配送通知、再入荷のお知らせ、リピート促進。メールより開封される経路を、購入と同時に確保できます。
しかも会員IDと紐づいた友だちなので、購入履歴に応じた出し分けができます。一斉配信しかしないなら、ここまでの手間は不要です。
導入前に決めること
- 既存会員との名寄せ……メールアドレスで突き合わせるか、連携画面を挟むか
- ゲスト購入を残すか
- 登録を求めるタイミング……購入手続きの開始時を基本に
- 代替のログイン……SNSが使えなくなった顧客が締め出されないように
よくある質問
すでに会員が多いECでも効果はありますか?
あります。効くのは新規登録より再ログインです。パスワードを忘れて離脱していた層が戻ります。
カートシステムに組み込めますか?
APIで連携する形になります。既存の会員基盤を持つカートであれば、段階的に導入できます。
Login Plus について

Login Plusは、6つのIDプロバイダとパスキーに1つの実装で対応できるサービスです。
- フォームアシスト機能で配送先などの入力を補助
- LINEの自動友だち追加に対応(別途申請が必要です)
- 既存の会員基盤と連携し、段階的に導入可能
ソーシャルログイン・パスキーの資料をお送りします
対応SNS・料金・実装の流れ・導入事例をまとめています。
「自社に導入できるか」のご相談も、同じフォームから承ります。
個別のご相談は からもどうぞ。