LINE活用

LINE ID連携とは?会員IDとつなぐ仕組みと、導入前に決めること

LINE ID連携とは、自社の会員IDとLINEのユーザーIDを紐づけることです。友だち追加だけでは、その友だちが誰なのか分からず、会員情報に合わせた配信ができません。本記事では、LINEログインや友だち追加との違い、導入前に決めておくべき設定と申請、効果の見方を示します。

結論:LINE ID連携は「友だち」と「会員」をつなぐこと

会員登録と友だち追加を同時に行い、会員IDとLINEのIDを連携して配信する例
会員登録と友だち追加を同時に行い、会員IDとLINEのIDを連携して配信する例

LINE ID連携とは、自社の会員IDと、LINEのユーザーIDを紐づけることです。紐づけると、LINE公式アカウントの友だちがどの会員なのかが分かります。

状態

分かること

できること

友だち追加だけ

LINEの友だちであること

全員、または属性を指定した一斉配信

LINEログインだけ

会員のLINEのユーザーID

LINEでのログイン。友だちでなければメッセージは届かない

ID連携+友だち

会員情報と、LINEの友だちであること

購入・予約に応じた個別の通知、会員情報での出し分け

もっとも使われる方法は、LINEログインで会員登録・ログインしてもらい、同時に友だち追加を案内する形です。

LINE ID連携の方法

方法

流れ

向いているケース

Webサイトでのログイン

会員登録・ログインの画面に「LINEでログイン」を置く

会員サイト、EC、予約サイト

LINEの中からのログイン

公式アカウントのトークやメニューから会員ページを開き、会員としてログインして紐づける

既にLINEの友だちが多く、会員との紐づけを後から進めたい

どちらの場合も、紐づけるのはログインで本人確認が済んだ会員です。既存会員との統合の考え方はアカウント統合の設計で解説しています。

LINEログイン・友だち追加との違い

LINE自動友だち追加の画面遷移。ログインの許可画面で友だち追加がオンになっている
LINE自動友だち追加の画面遷移。ログインの許可画面で友だち追加がオンになっている

3つは別の機能ですが、組み合わせて使います。

  • LINEログイン……LINEアカウントでWebサイトに登録・ログインする機能。ユーザーIDを受け取れる(LINEログインとは
  • 友だち追加……LINE公式アカウントとつながり、メッセージを受け取れる状態になること
  • LINE ID連携……会員IDとLINEのユーザーIDを紐づけること。LINEログインはその代表的な手段

LINEログインの許可画面では、公式アカウントの友だち追加を同時に案内できます(ボットリンク)。友だち追加の選択肢を最初からオンにして表示するには、LINE公式アカウントの認定代理店を通じた申請が必要です(LINEログインの自動友だち追加)。

★ ログインと公式アカウントは同じプロバイダーに置く

LINE Developersでは、LINEログイン用やMessaging API用のチャネルを、プロバイダーという単位でまとめて管理します。

LINEのユーザーIDは、プロバイダーごとに異なります。同じ利用者でも、別のプロバイダーのチャネルから見ると別のユーザーIDになります。

  • LINEログインのチャネルと、公式アカウントのMessaging APIのチャネルが別のプロバイダーにあると、ログインで受け取ったユーザーIDではメッセージを送れません
  • 公式アカウントに一度設定したプロバイダーは、後から変更できない場合があります

ID連携を前提にするなら、公式アカウントを運用しているプロバイダーの中に、LINEログインのチャネルを作ることを最初に確認してください。複数のブランドや公式アカウントを持つ企業では、特に取り違えが起きやすい箇所です。設定画面や仕様は変わることがあるため、着手の前にLINEの最新の情報を確認してください。

連携すると何ができるか

  • 取引に応じた個別の通知……予約の確認、発送の連絡、ポイントの付与などを、その会員にだけ送る
  • 会員情報での出し分け……購入履歴や会員ランクに合わせて配信の内容を変える
  • 配信の効果を会員の行動で見る……配信の後に、その会員が購入・予約したかを確かめる
  • ログインの手間が減る……LINEから会員ページに移るときも、同じLINEアカウントで入れる

一斉配信しかしない場合は、ID連携の手間に見合わないこともあります。個別の出し分けをするかどうかで、導入の価値が決まります。

導入前に決めること・申請すること

項目

内容

プロバイダーの確認

公式アカウントと同じプロバイダーに、LINEログインのチャネルを作る

メールアドレスの取得

LINEログインでメールアドレスを受け取るには申請が必要

氏名・住所などの取得

LINE Profile+の申請が必要(LINE Profile+とは

自動友だち追加

LINE公式アカウントの認定代理店を通じた申請が必要

プライバシーポリシー

受け取る情報と、配信に使うことを記載する。内容は自社の法務・管理部門に確認する

代わりのログイン手段

LINEを使わない利用者のために、他のSNSやメールアドレスでのログインを残す

申請は実装より時間がかかることがあります。要件が決まった時点で着手してください(ソーシャルログインの導入手順と期間)。

効果の見方

指標

見方

連携率

会員のうち、LINEと連携している割合

友だち追加率

LINEでログインした会員のうち、友だち追加した割合

ブロック率

友だちのうち、ブロックした割合。友だち追加を最初からオンにする設定では上がりやすい

配信後の行動

配信を受け取った会員の、購入・予約・来店

公式アカウントの指標の読み方はLINE公式アカウントの分析で解説しています。

よくある質問

LINE ID連携に危険はありますか?

利用者のLINEのパスワードが事業者に渡ることはありません。事業者が受け取るのは、利用者が許可した範囲の情報です。事業者は、受け取る情報と配信に使うことを登録画面で説明し、不要な情報は求めないようにします。

利用者は連携を解除できますか?

できます。LINEアプリの設定から、連携しているサービスを確認・解除できます。解除した後にLINEでログインしようとすると、改めて許可を求められます。

友だち追加を、連携の条件にできますか?

できません。利用者が友だち追加のチェックを外しても、ログインは進みます。

BtoBのサービスでも使えますか?

LINEは私用で使われることが多いため、業務用のサービスでは優先度が下がります。BtoBではGoogleを中心に検討してください(6サービスの比較と組み合わせ方)。

Login Plus について

Login Plus のログイン画面。6つのソーシャルログインとパスキーに対応
Login Plus のログイン画面。6つのソーシャルログインとパスキーに対応

Login Plusは、LINEを含む6つのソーシャルログインとパスキーに1つの実装で対応できるサービスです。

  • 自動友だち追加に対応(LINE公式アカウントの認定代理店を通じた申請が別途必要)
  • 会員IDとLINEのIDを紐づけて管理できる
  • LINEのメールアドレス取得を含む、各SNSへの申請手順書を無償で提供
  • LINE側の仕様変更にはLogin Plus側で対応

LINEとの連携についてはLINE連携のページもご覧ください。

ソーシャルログイン・パスキーの資料をお送りします

対応SNS・料金・実装の流れ・導入事例をまとめています。
「自社に導入できるか」のご相談も、同じフォームから承ります。

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