ソーシャルログイン6サービス比較|自社に合う組み合わせの選び方
ソーシャルログインは、すべてを載せるべきではありません。選択肢が多いとユーザーは前回どれで登録したか思い出せず、同じ人が複数の会員IDを作ります。本記事では6サービスを利用者層・取得できる情報・申請の要否で比較し、事業形態ごとの推奨する組み合わせを示します。
結論:2〜4つに絞る
ソーシャルログインの検討でよくある誤りが、「対応しているものは全部載せる」という判断です。これは逆効果になります。
- ユーザーは前回どれで登録したかを覚えていません
- 別のボタンを押すと新しい会員が作られ、同じ人が複数の会員IDを持ちます
- 結果として、購入履歴やポイントが分散します
選ぶ基準は「自社の利用者がどのアカウントを持っているか」の一点です。以下、6サービスを比較します。
6サービスの比較

サービス | 主な利用者層 | メールアドレス | 申請 | 特記 |
|---|---|---|---|---|
LINE | 国内BtoC全般 | 申請が必要 | あり | 友だち追加と組み合わせられる |
BtoB・PC利用者 | 確実に取れる | — | One Tapで登録率が上がる | |
Apple | iOS利用者 | 隠される場合あり | — | iOSアプリでは用意が求められる |
Yahoo! JAPAN | EC・年齢層が高い層 | 取れる | — | 属性情報が比較的取りやすい |
実名性の高い層 | 審査による | 審査 | 基準が変更される | |
X(旧Twitter) | 発信力のある層 | 条件による | — | 取得できる情報は限定的 |
LINE:国内BtoCの主軸
保有率が高く、ログインと同時に公式アカウントの友だち追加ができる唯一の選択肢です。会員登録しようとしている瞬間は関心がもっとも高いため、後からバナーで訴求するより効率的に接点を作れます。
ただしメールアドレスの取得には申請と承認が必要です。名寄せに使う設計なら、実装より先に着手してください。
Google:情報の確実さで選ぶ
メールアドレスと氏名が確実に取得できます。BtoBでは会社のドメインでメールアドレスが取れるため、営業上の情報としても有効です。One Tapを使えば、ログインボタンを探させずに登録できます。
Apple:iOSアプリがあるなら
iOSアプリで他のソーシャルログインを提供する場合、Appleでサインインの用意が求められます。Webのみのサービスでは優先度が下がります。
ユーザーが実際のメールアドレスを隠す選択ができる点に注意してください。転送用アドレスが渡されるため、実アドレスでの名寄せができません。
Yahoo! JAPAN:ECとの相性
ショッピングやオークションの利用者を抱えており、EC系サービスと利用者層が重なります。比較的年齢層の高い層に届く点も、他とは違う特性です。
Facebook:単独では選ばない
取得できる情報を広げるにはMeta社の審査が必要で、基準は変更されます。実名性の高いコミュニティなど、利用者層が重なる場合の選択肢です。
X(旧Twitter):情報の充足には向かない
ソーシャルIDとユーザー名は取れますが、氏名やメールアドレスは条件によります。発信力のあるユーザーが多いサービスでは有効ですが、会員情報を埋める目的では選びません。
事業形態ごとの組み合わせ
事業形態 | 推奨 | 理由 |
|---|---|---|
国内BtoC(一般) | LINE + Google | 保有率の高い2つ。友だち追加も使える |
EC | LINE + Yahoo! + Google | Yahoo!は購買層と重なる |
BtoB・業務系 | Google + メールアドレス | 業務用アカウントが主。LINEは私用が多い |
iOSアプリあり | 上記 + Apple | 他を載せるなら用意が求められる |
迷ったらLINEとGoogleの2つから始めてください。 後から足すことはできます。最初から6つ並べると、どれが効いているかも分かりません。
選んだ後に決めること
- 会員の識別……各サービスのソーシャルIDで識別する。メールアドレスは変更されるため使わない
- 複数連携……同じ人がGoogleとLINEの両方で入った場合、1つの会員にまとめるか。後から入れるのは難しい
- 代替の導線……SNSアカウントが使えなくなった利用者のために、別の手段を残す
よくある質問
後から追加できますか?
できます。ただし既存会員との名寄せ方法を先に決めておいてください。追加した時点で、同じ人が新しい会員として登録される可能性があります。
すべて載せている競合がいます
載せること自体は可能です。ただし前述のとおり、会員データが分散する副作用があります。競合が抱えている問題を、そのまま真似する必要はありません。
Login Plus について

Login Plusは、この6サービスとパスキーに1つの実装で対応できるサービスです。最初は2つで始め、後から追加する場合も追加の実装は不要です。
- 複数のSNSを1つの会員IDに紐づけ可能
- 各プロバイダへの申請手順書を無償で提供
- 取得できる情報の違いを吸収し、統一された形で受け取れる
ソーシャルログイン・パスキーの資料をお送りします
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