ソーシャルログイン

ソーシャルログインの導入手順と期間|申請からリリースまでの5ステップ

ソーシャルログインの導入期間は、実装よりも各SNSへの申請と設定で決まります。LINEやAppleには実装の前に済ませておくべき手続きがあり、後回しにすると公開日が延びます。本記事では導入を5つの段階に分け、SNS別の手続きと、期間が延びる典型的な原因を示します。

結論:導入は最短3週間・平均約2か月。申請を先に始める

導入の平均的なスケジュール。1か月目に申請と設定、2か月目に実装とテスト
導入の平均的なスケジュール。1か月目に申請と設定、2か月目に実装とテスト

Login Plusでは、お問い合わせからリリースまで最短3週間、平均約2か月です。平均的な進め方では、1か月目が各SNSへの申請と連携の設定、2か月目が実装とテストという配分になります。

SNSの審査にかかる時間は、自社では短くできません。要件が決まったらすぐに申請を始め、実装と並行して進めることが、期間を延ばさないいちばんの方法です。

時期

段階

主な作業

主な担当

1か月目

STEP1 要件を決める

対応するSNS、取得する情報、既存会員との紐づけ方

事業部門・開発

1か月目

STEP2 各SNSへの申請

開発者登録、アプリの作成、情報を取得するための申請

開発・管理部門

1か月目

STEP3 連携の設定

クライアントIDなどの登録、コールバックURLの設定

開発

2か月目

STEP4 実装

ログインボタン、ログイン後の処理、会員の照合

開発

2か月目

STEP5 テストとリリース

SNS別・環境別の確認、公開

開発・事業部門

STEP1:要件を決める

実装を始める前に、次の4点を決めます。後から変えると作り直しになる項目です。

  1. 対応するSNS……2〜4つに絞る。全部並べると、利用者が前回どれで登録したかを忘れる(6サービスの比較と組み合わせ方
  2. 取得する情報……メールアドレスや氏名など。SNSによって取得できる情報が違い、申請が必要なものもある(ソーシャルログインで取得できる情報
  3. 会員の識別方法……メールアドレスではなく、SNSが発行する固有のIDで識別する
  4. 既存会員との紐づけ……既に会員がいる場合、SNSとの連携をどう追加してもらうか(後述)

パスキーを併用する場合も、この段階で決めておきます(パスキー導入の進め方)。

STEP2:各SNSへの申請

Login Plusが提供するSNSごとの申請手順書(LINE・Googleの一部抜粋)
Login Plusが提供するSNSごとの申請手順書(LINE・Googleの一部抜粋)

ソーシャルログインを使うには、SNSごとに開発者向けの登録とアプリの作成が必要です。主な手続きと、時間がかかりやすい点は次のとおりです。

SNS

必要な手続き

時間がかかりやすい点

LINE

LINE Developersでログイン用のチャネルを作成

メールアドレスの取得には申請が必要。友だち追加を最初からオンにして表示するには、認定代理店を通じた申請が必要

Google

Google Cloudで同意画面とOAuthクライアントを作成

同意画面にロゴを表示する場合などは、Googleの確認が入る

Apple

Apple Developer Program(有料)に登録し、識別子と鍵を作成

組織として登録する場合はD-U-N-S番号が必要

Yahoo! JAPAN

Yahoo!デベロッパーネットワークでアプリケーションを登録

属性情報の取得には簡易審査が必要

Facebook

Meta for Developersでアプリを作成

公開にはプライバシーポリシーのURLなどが必要。取得する情報によっては審査が入る

X(旧Twitter)

開発者ポータルでアプリを作成

利用条件が変わることがあるため、申請時点の条件を確認する

多くのSNSで、プライバシーポリシーと利用規約のURLを求められます。取得した情報を何に使うかを記載し、内容は自社の法務・管理部門に確認してください。

各SNSの管理画面や審査の基準は変わります。申請の直前に最新の手順を確認してください。Login Plusでは、契約企業にSNSごとの申請手順書を無償で提供しています。

STEP3:連携の設定

申請で発行されたクライアントIDとクライアントシークレットを、ログインの仕組みに登録します。Login Plusを使う場合の流れは次のとおりです。

  1. 管理画面でサイトを作成する
  2. 「コネクション」から、対応するSNSとの接続を作成する
  3. 各SNSで発行したクライアントIDとクライアントシークレットを設定する
  4. ログイン後に戻ってくる自社のURLを「許可されたコールバックURL」に登録する

Login Plusの管理画面は、申込書の受領から4営業日以内に発行しています。

戻り先のURLは、登録した値と実際のURLが1文字でも違うとエラーになります。本番と検証でURLが変わる場合は、両方を登録してください。

STEP4:自社サイトへの実装

Login Plusのデータの流れ。番号1・5・6が自社サイト側で実装する部分
Login Plusのデータの流れ。番号1・5・6が自社サイト側で実装する部分

自社サイト側で実装する処理は4つです。

処理

内容

ログインボタンの設置

リンク先はSNSごとのログインURL。ボタンの見た目は各SNSのデザインガイドラインに従う

ログイン後の受け取り

利用者が戻ってくるURLで、認可コードを受け取る

利用者情報の取得

認可コードを使い、SNSアカウントの情報を取得する(Login Plusでは userinfo API)

会員の照合と作成

SNSアカウントの固有のIDで自社の会員を探し、見つからなければ新しく作成する

会員の照合には、メールアドレスではなく固有のIDを使います。メールアドレスは利用者が変更でき、Appleでサインインでは転送用のアドレスが渡されることもあるためです(Appleでサインインの注意点)。

サーバー側からHTTPのリクエストを送れれば、プログラミング言語は問いません。Login Plusでは実装手順書とサンプルコードを提供しています。Googleログインを例にした実装の注意点はGoogleログインの実装手順で解説しています。

STEP5:テストとリリース

管理画面では利用ID数・ログイン数・利用SNSの内訳を確認できる
管理画面では利用ID数・ログイン数・利用SNSの内訳を確認できる

ソーシャルログインの不具合は、特定のSNS・特定の環境でだけ起きることが多く、1回の動作確認では見つかりません。次の観点で確認します。

観点

確認すること

新規登録と2回目以降

2回目に同じ会員としてログインできるか。新しい会員が作られていないか

複数のSNS

同じ人が別のSNSで入ったとき、決めたとおりに扱われるか

取得できない情報

メールアドレスの提供を許可しなかった場合や、転送用アドレスの場合に処理が止まらないか

アプリ内ブラウザ

LINEやInstagramなどのアプリ内ブラウザで開いたとき。Googleはアプリ内ブラウザからのログインを制限しているため、案内が必要

キャンセル

SNSの許可画面でキャンセルしたとき、エラー画面で止まらないか

連携の解除

利用者がSNS側で連携を解除した後に、再度ログインしたときの挙動

リリース後は、SNS別のログイン数を確認します。ほとんど使われていないSNSは外すことも検討してください。

既存会員がいるサイトで追加で必要な作業

既に会員がいるサイトでは、SNSとの連携をどう追加してもらうかを決めないと、同じ人が新しい会員として登録されます

  1. ログイン中の会員に連携してもらう……マイページに「LINEと連携する」などのボタンを置く。本人確認が済んだ状態で紐づけられる
  2. メールアドレスの一致だけで自動的に統合しない……第三者が同じアドレスでSNSアカウントを作っていた場合、他人の会員情報にログインされる恐れがある
  3. 登録時に既存会員の可能性を案内する……同じメールアドレスの会員がいる場合は、既存の方法でログインしてから連携するよう促す

他社のソーシャルログインから乗り換える場合は、ソーシャルログインの乗り換え手順を参照してください。

導入期間が延びる典型的な原因

原因

防ぎ方

申請を実装の後に始めた

要件が決まった時点で申請に着手する

Appleの開発者登録が組織として進まない

D-U-N-S番号の有無を最初に確認する

LINEの友だち追加の申請を忘れていた

友だち追加を使うなら、申請を最初に始める

プライバシーポリシーの改定が間に合わない

取得する情報が決まった時点で法務・管理部門に相談する

既存会員の扱いが決まっていない

STEP1で決める。テストの段階で発覚すると作り直しになる

本番のコールバックURLを登録していなかった

検証用と本番用のURLを最初に両方登録する

よくある質問

最短でどれくらいで導入できますか?

Login Plusでは最短3週間で導入できます。対応するSNSを絞り、申請と実装を並行して進めると期間は短くなります。SNSの審査期間は自社で調整できないため、公開日から逆算して申請を先に始めてください。

開発会社に実装を依頼できますか?

できます。サイトを制作・保守している開発会社に依頼するのが一般的です。SNSへの申請は自社の名義で行うことが多いため、各SNSの管理者アカウントは社内で管理してください。担当者の退職でアカウントに入れなくなる事故を防げます。

ソーシャルログインの導入費用はどれくらいですか?

方式によって費用の構造が違います。月額料金だけでなく、実装・申請・保守を含めた総額で比べてください。詳しくはソーシャルログインの導入費用で解説しています。

Login Plus について

Login Plus のログイン画面。6つのソーシャルログインとパスキーに対応
Login Plus のログイン画面。6つのソーシャルログインとパスキーに対応

Login Plusは、6つのソーシャルログイン(Apple・Facebook・Google・X(旧Twitter)・Yahoo! JAPAN・LINE)とパスキーに1つの実装で対応できるサービスです。

  • 各SNSへの申請手順書を無償で提供
  • 管理画面は申込書の受領から4営業日以内に発行
  • 最短3週間、平均約2か月でリリース
  • 各SNSの仕様変更にはLogin Plus側で対応
  • 管理画面で、利用ID数・ログイン数・利用SNSの内訳を確認

導入のスケジュールや、自社のシステムに組み込めるかのご相談は、資料請求またはお問い合わせからどうぞ。

ソーシャルログイン・パスキーの資料をお送りします

対応SNS・料金・実装の流れ・導入事例をまとめています。
「自社に導入できるか」のご相談も、同じフォームから承ります。

送信をもって個人情報の取り扱いに同意いただいたものとみなします。

個別のご相談は からもどうぞ。

送信をもって個人情報の取り扱いに同意いただいたものとみなします。

送信をもって個人情報の取り扱いに同意いただいたものとみなします。