Googleログインとは?仕組み・メリット・パスキー対応までを解説
Googleログインは、国内のソーシャルログインの中でもっとも安定して情報を取得できる選択肢です。メールアドレス・氏名が確実に取れ、BtoBでは業務用アカウントのドメインも把握できます。本記事では仕組み、取得できる情報、One Tapの効果、パスキーとの関係を解説します。
Googleログインとは
Googleログイン(Sign in with Google)は、ユーザーがGoogleアカウントを使ってWebサービスへ登録・ログインできる仕組みです。OpenID Connect の上で動き、Googleのパスワードがサービス側に渡ることはありません。
国内のソーシャルログインの中では、もっとも安定して情報を取得できる選択肢です。メールアドレスと氏名が確実に取れるため、会員データの設計がしやすくなります。
どんなサービスに向いているか
- BtoB・業務系サービス……業務用のGoogleアカウントを持つ利用者が多い。会社のドメインでメールアドレスが取れる
- PCからの利用が多いサービス……ブラウザにGoogleアカウントでログイン済みの状態が多く、One Tapが効く
逆に、国内のBtoC・スマホ主体のサービスではLINEのほうが接触率が高くなります。利用者層で選んでください。
取得できる情報
項目 | 取得 | 備考 |
|---|---|---|
ソーシャルID(sub) | ○ | Googleアカウントごとに一意。会員の識別に使う |
メールアドレス | ○ | 確認済みかどうかのフラグも取得できる |
氏名 | ○ | 姓・名を分けて取得可能 |
プロフィール画像 | ○ | URLとして取得 |
生年月日・電話番号 | × | 別途フォームで取得する |
ソーシャルIDで会員を識別してください。 メールアドレスはユーザーが変更できるため、識別子として使うと同一人物を別会員として扱ってしまいます。
One Tap:登録率に効く機能
Googleには One Tap という仕組みがあります。ブラウザにGoogleアカウントでログイン済みのユーザーに対し、サイトを開いた時点でログイン候補をポップアップで提示するものです。
ユーザーはログインボタンを探す必要がなく、1タップで登録が完了します。「ログインページまでたどり着かずに離脱する」層を拾える点が、通常のログインボタンとの違いです。
ただし表示位置や頻度を誤ると、読み始めた記事の上に被さって離脱を招きます。表示する画面を絞って使ってください。
パスキーとの関係

Googleはパスキー(FIDO2 / WebAuthn)への対応を進めています。ここで混同されやすいのですが、「Googleログイン」と「パスキー」は別のものです。
- Googleログイン……Googleが持つIDを借りて、自社サービスの本人確認をする
- パスキー……自社サービスのアカウントに対して、パスワードの代わりに端末の生体認証で本人確認する
ユーザーがGoogleアカウント自体にパスキーを設定していれば、Googleログインを押した先の認証がパスキーになります。しかしそれはGoogle側の話で、自社サービスがパスキーに対応していることにはなりません。
両方を用意するのが現実的です。 Googleアカウントを持たない利用者にはパスキーを、パスワード管理を避けたい利用者にはGoogleログインを、それぞれ選んでもらえます。
実装時の注意点

認証の仕組みは更新される
Googleの認証まわりは、ライブラリや推奨される実装方法が更新されます。古い記事や社内の実装例をそのまま使うと、非推奨の方式で作ってしまうことがあります。着手時点で公式のドキュメントを確認してください。
取得したメールアドレスの扱い
「確認済み」のフラグを見ずにメールアドレスを信用すると、他人のアドレスで登録される余地が残ります。確認済みかどうかを必ずチェックしてください。
アカウントを削除された場合
ユーザーがGoogleアカウントを削除すると、そのままでは自社サービスにも入れなくなります。代替のログイン手段を併設してください。
よくある質問
Googleログインだけで十分ですか?
BtoBなら主力になりますが、それだけでは取りこぼします。国内BtoCではLINEを持つ利用者のほうが多く、2〜4つを併設するのが一般的です。
会社のGoogleアカウント(Workspace)でも使えますか?
使えます。メールアドレスのドメインで企業の判別ができるため、BtoBサービスでは営業上の情報としても有効です。
Googleログインを後から追加できますか?
できます。既存会員との名寄せ方法(メールアドレスで突き合わせるか、連携画面を挟むか)を先に決めておいてください。
Login Plus について

Login Plusは、Googleを含む6つのIDプロバイダとパスキーに1つの実装で対応できるサービスです。One Tapにも対応しています。
- Google側の仕様変更にはLogin Plus側で対応
- 取得情報をフォームへ自動入力するフォームアシスト機能
- Googleへの申請手順書を無償で提供
- パスキーとの併用が可能
導入までおよそ2か月です。プロバイダへの申請に時間がかかるため、スケジュールにはここを見込んでください。
ソーシャルログイン・パスキーの資料をお送りします
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