LINEログイン(ラインでログイン)とは?他のソーシャルログインとの違いと導入判断
LINEログイン(ラインでログイン)とは、LINEアカウントを使ってWebサービスに会員登録・ログインできる仕組みで、国内のBtoCサービスではもっとも利用率が高いソーシャルログインです。他のソーシャルログインとの大きな違いは、ログインと同時にLINE公式アカウントの友だち追加ができることです。ただし取得できる情報には制約があり、メールアドレスを使うには事前の申請が必要です。
LINEログインとは
LINEログインは、ユーザーがLINEアカウントを使ってWebサービスへ登録・ログインできる仕組みです。国内ではもっとも保有率の高いアカウントのひとつで、BtoCサービスでは主力の選択肢になります。
他のソーシャルログインとはっきり違うのは、認証だけで終わらない点です。ログインと同時に、LINE公式アカウントの友だち追加ができます。下の表で比べている他のサービスには、この仕組みがありません。
LINEログインの仕組み
LINEログインは、OAuth 2.0とOpenID Connectという標準的な認証の仕組みに沿って動きます。ユーザーがサイトの「LINEでログイン」ボタンを押すと、スマートフォンではLINEアプリ、PCではLINEのログイン画面に移ります。そこで情報の提供に同意すると元のサイトに戻り、サイト側はユーザーIDや表示名などを受け取って会員登録やログインを進めます。
サイト側でパスワードを預からずに済むことと、ユーザーが新しいパスワードを覚えなくてよいことは、他のソーシャルログインと共通する利点です。導入するには、LINE Developersコンソールで LINEログインのチャネルを作成し、サイトとの連携を設定する必要があります。
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LINEと他のソーシャルログインの違い
主なソーシャルログインと比べると、次のようになります。
比較項目 | LINE | Apple | Yahoo! | ||
|---|---|---|---|---|---|
国内BtoCでの保有率 | 高い | 高い | iOS利用者 | 中 | 低下傾向 |
メールアドレス取得 | 申請が必要 | 確実に取れる | 隠される場合あり | 取れる | 審査による |
ログイン後の接点 | 友だち追加 | なし | なし | なし | なし |
BtoBでの適性 | 低い | 高い | 低い | 低い | 低い |
実際の検討で悩むのは、LINEを載せるかどうかより、LINEと何を組み合わせるかです。国内BtoCならLINEを主軸に置き、PCからの利用が多ければGoogleを、iOSアプリを提供しているならAppleを併設するのが一般的です。

Googleとの違い:取れる情報の確実さ
Googleではメールアドレスと氏名を確実に取得できます。LINEでメールアドレスを取るには申請と承認が必要で、申請していなければソーシャルIDと表示名しか取れません。
既存会員との名寄せをメールアドレスで行う設計なら、この申請を最初から工程に組み込んでおきましょう。後回しにすると、リリース直前になって会員設計を見直すことになります。
Appleとの違い:iOSアプリの有無
iOSアプリを提供していて、ほかのソーシャルログインも載せる場合は、Appleでサインインの用意が求められます。Webだけのサービスなら、優先度は下がります。
Facebookとの違い:審査の厳格さ
Facebookで取得できる情報を広げるにはMeta社の審査が必要で、その基準は変わることがあります。LINEにも申請はありますが、「ある日から通らなくなる」ような変動は比較的少ない、というのが当社の実務上の印象です。
LINEログインで取得できる情報
項目 | 取得 | 備考 |
|---|---|---|
ユーザーID | ○ | 会員の識別に使う |
表示名 | ○ | 本名とは限らない |
プロフィール画像 | ○ | URLとして取得 |
メールアドレス | △ | 申請と承認が必要 |
生年月日・電話番号 | × | 別途フォームで取得する |
表示名は本名とは限らず、ニックネームや絵文字が入っていることもあります。氏名が必要なサービスでは、登録時に別途入力してもらう設計にしましょう。

LINEならではの使い方:友だち追加との組み合わせ

ログインと同時に公式アカウントの友だち追加を行える機能を、ボットリンクと呼びます。

この機能で友だちが増えやすいのは、案内するタイミングがよいからです。会員登録しようとしている瞬間は、そのサービスへの関心がもっとも高くなっています。後からサイト内のバナーで呼びかけるより応じてもらいやすく、当社の顧客では友だち増加数が4倍になった例があります(自社顧客実績)。
もう一つ見落とせないのは、ここで増える友だちが会員IDと紐づいていることです。通常の友だち追加では、その人が会員かどうかは分かりません。ログインと同時に追加されれば会員情報と結びつくので、購入履歴に応じた配信や、予約・発送の個別通知ができるようになります。
この機能を使うには、LINE公式アカウント認定代理店を通した申請が必要です。実装を終えていても、承認が下りるまでは動きません。詳しくは「LINEログインの自動友だち追加(ボットリンク)」の記事で解説しています。
導入前に決めておくこと

1. メールアドレスを使うかどうか
使う場合は申請が必要なので、実装より先に申請を始めておきましょう。使わない設計にする場合は、既存会員との名寄せを別の方法で行うことになります。
2. LINEが使えない利用者の導線
LINEのアカウントを持っていない人や、削除した人はログインできません。ほかのソーシャルログインか、メールアドレスでのログインを併設しておきましょう。
3. アプリ内ブラウザでの動作
LINEのトーク画面からリンクを開くと、ページはLINEのアプリ内ブラウザで表示されます。ここでの動作を確かめておかないと、LINE経由で来た利用者をそのまま取りこぼすことになります。
よくある質問
LINEログインだけで十分ですか?
国内BtoCでは主力になりますが、それだけでは一部の利用者を取りこぼします。PCからの利用が多い層に向けてGoogleを、iOSアプリがあるならAppleを併設しましょう。ただ、載せすぎるとユーザーが前回どれで登録したかを思い出せなくなるので、2〜4つが目安です。
LINEログインとLINE公式アカウントは別のものですか?
別のものです。LINEログインはユーザーがLINEアカウントでサイトにログインするための仕組みで、LINE公式アカウントは企業がユーザーにメッセージを配信するためのアカウントです。この2つをログインの時点で結びつけるのが、前述のボットリンクです。
PCからでもLINEログインは使えますか?
使えます。PCではLINEのログイン画面が開き、QRコードをスマートフォンのLINEで読み取るか、メールアドレスとパスワードを入力してログインします。スマートフォンに比べると手順が増えるため、PCからの利用が多いサービスではGoogleなどを併設しておくと安心です。
申請にはどのくらいかかりますか?
申請先の状況によって変わります。待っている時間がそのままリリースの遅れになるので、実装より先に申請を出しておくのが安全です。
友だち追加を必須にできますか?
できません。ユーザーがチェックを外せば、友だち追加はされずにログインが進みます。
Login Plus について

Login Plusは、LINEを含む6つのIDプロバイダ(Apple・Facebook・Google・X・Yahoo! JAPAN・LINE)とパスキーに、1つの実装で対応できるサービスです。
- 自動友だち追加(ボットリンク)に対応しています(別途申請が必要です)
- メールアドレス取得の申請手順書を無償で提供しています
- 会員IDとLINEのIDを紐づけて管理できます
- LINE側の仕様変更には、Login Plus側で対応します
導入まではおよそ2か月かかり、その期間を大きく左右するのが申請です。スケジュールには申請の待ち時間を見込んでおいてください。
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